ぶらり大阪・夏物語
天神橋から中之島公園を船で川面から観る、ウォーターフロントで遊ぶ・憩う
水都市大阪だからできる夏の楽しみ方。その一つは水上バス「アクアライナー」に乗って、川面から中之島周辺をめぐることです。そして、ウォーターフロントショッピングやアミューズメントでおもいっきり遊ぶこと。夜になると、橋や観覧車、建物のライトアップがムードを盛り上げてくれます。
「東洋のベニス」と呼ばれる大阪ならではの船遊びを満喫
「東のお江戸は八百八町、西の浪速は八百八橋」と呼ばれるように、大阪は「水の都」。中之島周辺、土佐堀川、堂島川、そして、港に近い木津川、東横堀川、道頓堀川と水路があり、「東洋のベニス」という人もいるくらいです。
それならば、むし暑い水都大阪ならではの楽しみ方を考えてみました。そこで思いついたのが、水上バス「アクアライナー」に乗って、「大阪城と中之島めぐり」です。大阪城から船に乗り、天満橋、淀屋橋をめぐって大川を周遊。約60分で川面から中之島周辺をめぐり、乗船した港へ帰ってくるコースです。
水と緑あふれる都会のオアシス中之島公園は、堂島川と土佐堀川に挟まれた一帯で、レトロな西洋建築の中央公会堂や中国陶磁と朝鮮陶磁を中心とした東洋陶磁の収蔵、展示をしている東洋陶磁美術館などがあります。船から橋をくぐりながら建物を眺めるのも趣があってよいものです。
「天満橋」は昔から浪速を代表する名橋の一つで、江戸時代から明治初年にかけて淀川を通行する三十石舟の船着場があったとか。今は八軒家船着場の跡の碑があるのみです。「天神橋」は流れるような美しいアーチが連なる姿が、近代橋梁美の最高傑作の一つといわれるほどです。四隅に四匹のライオン像で知られる「難波橋」は大阪に存在する橋としては最も古い橋の一つ。天満橋、天神橋と並び、浪速三大名橋としても有名です。1時間の船遊びも、これで終了しましたが、中之島からさらに下流に行くと安治川から天保山公園の前を抜けて大阪湾へと出ます。
天保山から渡船に乗って対岸の桜島へ、アミューズメントスポットがぎっしり。
天保山には、深さ9mの世界最大級を誇る大水槽を中心に、魚の生態学展示を実現した水族館として知られる「海遊館」、眺めが最高の「大観覧車」、ショッピングなどが楽しめる「マーケットプレイス」、ギャラリーとシアターの「サントリーミュージアム」、大阪港をクルージングできる「サンタマリア」などアミューズメントスポットがぎっしり。この辺りは散策や憩いの場としても最適です。
一方、対岸のユニバーサル・スタジオ・ジャパンのある桜島へは、天保山ハーバービレッジから渡船が出ているので、陸上交通が混雑している時など、このルートを知っておくと、とても便利。他にもクルーザーなどが就航しているので、いろいろ乗り比べてみるのも楽しいものです。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの東側にある「ユニバーサル・シティウォーク・大阪」も人気のスポットです。ファッション&グルメ施設で、日本初お目見えのショップが3店舗、関西初のショップが15店舗。ユニバーサル。スタジオ・ジャパンのパークゲートに直結しており、ハリウッドテイストの開放的な町並みを表現したカラフルな建物が250mも続いています。今までの日本になかった新しい楽しさと、ここだけにしかない最高のエンターテイメントを味わうことができます。