バルコニーに関する注意事項
バルコニー・専用庭等は各住戸の所有者が専用で使用できるマンションの唯一の屋外空間ですので、有効に活用したいものです。
専用で使用するものですが、あくまでも共用部分ですので、一定のルールのもとで使用することが必要になります。
バルコニー等に物置等を設置したり、園芸用の土を搬入したりすることは建物の構造上危険であり、また、火災などの非常時に避難通路として使用できなくなりますから、このようなことは止めましょう。
とくに、隣戸間の間仕切り板は、火災等緊急の場合には打ち破って隣へ避難する避難口の役目を果たしています。この付近に物を置かないように注意しましょう。
バルコニー等の手すりの外へ洗濯物を突き出しますと水滴等が落ち、階下へ迷惑をかけます。また、バルコニー等の手すりの外へふとんを干しますと建物の美観を損ねることになりますので止めましょう。
また、マンションでは小さな落下物でも大きな事故につながることがあります。例えば、植木鉢等の落下は下に人がいたら大変なことになってしまいます。物干し竿や植木鉢等は、強風でも落ちることのないように気を付けましょう。
水漏れもバルコニーにおいては重要な問題です。植木鉢に多量の水をまいたり、洗濯物を流したり、幼児用のプールの水を流したりして階下の方の洗濯物を汚したりして迷惑をかけることがあります。バルコニー等の排水口がゴミ、土、その他の障害物で塞がれていないか時々点検し清掃してください。
【注意!】転落事故の防止
転落事故を防ぐためには、危険に対する知識と心掛けが不可欠です。具体的には、バルコニーや階段の手すり等には三輪車、ビール瓶のケース、おもちゃ箱等の台となるものを置かないことはもちろん、幼稚園児になると自分で台を持ってきますので、日頃から注意し、目を離さないことが必要です。