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進化したエレベーター点検


 今回お伺いしたのは「エステムプラザ京都御所ノ内REGIA」。
平成22年の完成で現在92戸が入居されています。こちらで3ヶ月に1回行われているエレベーター点検を取材してきました。

 点検には今回行う「通常点検」と年1回の法律で定められている「法定検査」の2種類があります。法定検査は点検項目も多く、エレベーターを止めての大がかりな点検になります。

 今回の点検は「稼働点検」と言われています。

 まず取り出したのはなんとパソコン。1階のエレベーター操作盤を外し、その中にある基盤に端末をつないでエレベーターの状況を確認します。

 この中にはいろいろなデータが入っているそうです。例えば、ドアが閉まらなかったり、振動で停止したりなどのトラブル項目がコンピュータに記録されます。コンピュータで管理されているせいか、従来の「点検」というイメージとは違う印象を受けました。

 次にエレベーターに乗り込み、各階の「戸あたり部」の清掃、扉の窓ガラス、エレベーター室内蛍光灯の点検清掃を行います。

 そういえば昔のエレベーターには天井に四角い抜け穴のようなものがあり、非常時にはそこから脱出できるようになっていましたが、最近のエレベーターは内側から開かないようになっています。万が一、中から避難してエレベーターの箱から転落することがないように、外から救出することを第一に考えているからです。

 エレベーターも日々真価しているのですね。

 点検がすべて終わり、今日も以上なし。お疲れさまでした。
 マンションにはなくてはならないエレベーターです。日頃何気なく利用していますが、点検と検査と24時間体制のセキュリティで安全に守られていることがよくわかりました。