古くから伝統・文化が息づく京都御所の南、ビジネスの中心・地下鉄烏丸線御池駅から徒歩5分に位置する「エステムコート御所南Ⅱ」では、今年7月から大規模修繕を実施しています。祇園祭も終わり夏本番の7月21日、大規模修繕の現場を取材しました。
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7月から約3ヶ月かけての工事
昨年より、組合の管理者であるエステム管理サービスが日商エステムの協力のもと4社より修繕工事の見積を取り寄せ、検討の結果、大末建設株式会社大阪リニューアル部を施工会社と決定し、工事見積内容について細かく確認を繰り返し、6月30日の管理組合臨時総会に上程しました。総会では実際現場で指揮を執る現場監督の法蘓(ほうそ)さんから工事日程や工程の説明があり、組合員の皆様の承認を得て工事が着工されています。
7月上旬から約3ヶ月の工事内容を現場監督に伺いました。
「大きな内容としては、まず足場の設置、養生、外壁のタイル補修、シール(タイルの間のコーキング)、鉄部塗装(ペンキの塗り替え)、屋上やバルコニーの防水工事、廊下、階段の防水工事です。」
「大規模修繕工事を行う際の問題点の多くは工事車両、騒音、ほこり、ゴミなどですね。特に足場の組み立てや、タイルのハツリなどでは、かなり大きな音が出ますので近隣の方への挨拶はもちろん、工事仕様や安全性の確認などの情報を伝えます。このあたりは道も狭く住宅なども密接していますので問題が出ないよう広い範囲に行いました。」
「マンションの居住者の方々にもご協力をいただきバルコニーの片付けや必要に応じた在宅の要請、危険場所への立ち入り禁止、駐車場や駐輪場の使用でご不便をかける点などの説明もさせていただきました。また防犯面を考慮してご希望の方には補助錠や防犯アラームの貸し出しを行っています。」
「朝8時半から朝礼や打ち合わせを行い、作業は9時から5時半までです。作業内容によって作業員の人数は変わりますが、6〜15人ぐらいが出入りします。そしてすべての作業が終了後、組合管理者に完了検査をしていただき、アフター管理で最終となります。」
「工事期間中は入居者の方になにかとご不便をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。」
秋の気配が訪れるころ、エステムコート御所南Ⅱのリニューアルは完成します。