7月9〜10日にかけて「エステムコート池袋 PRIME AXIA」と「エステムプラザ品川駅前 5th Avenue」にて、非常用照明装置の定期検査を行いました。
東京都では建築設備定期検査報告制度があり、建築基準法に基づき事故や災害を未然に防止するため、建物の設備の状態を検査し、毎年報告することが義務づけられています。
5階以上で延べ床面積が1,000平方メートル以上ある共同住宅の場合、非常用の照明装置の点検が必要となります。
■ 非常用の照明装置の役割は?
火災や地震などで停電となったら、真っ暗の中の手探りでは、けがをしたり出口がわからずパニック状態となり、煙にまかれて死亡する恐れもあります。 非常用照明が点灯していると、避難に必要な明るさが確保されるというわけです。
■ 定期検査って何をするの?
停電時に規定の明るさが確保できているかを、照度計を使って測定します。また、バッテリーなどの予備電源の性能や外観を検査します。 修理や改善が必要な場合は担当者からアドバイスがあります。
■ 日常的にできることは?
非常用の照明装置は、停電時に有効に点灯するよう、日頃の維持管理が重要です。
・非常用照明からの光を遮るものは置かないこと
・球切れや管球の劣化により焦土が低下していないかを確認
・点検用スイッチを引いて、非常用照明が点灯するかどうかを確認する