「エステムコート鶴橋パルテピア」にて全消火器の交換を行いました
■ 消火器の点検は年に2回
「エステムコート鶴橋パルテピア」では消火器、自動火災報知設備、非常警報設備、避難器具、誘導灯、連結送水管といった消防設備が消防法に沿って設置されており、その設備を年に2回点検しています。
「火事だ!」というときに、一番最初に頭に浮かぶのは「消火器!」です。このいざというときに、肝心の消火器が故障したらなんにもなりません。そのために点検をして、いつもすぐ有効に使える状態を保っています。
点検を行っている消火器でも10年を越えたものは、容器の耐圧テストが義務付けされており、これに伴って中の消火剤の取替も必要になるため、それならば消火器自体を新しいものに取り替えた方が経済的です。
■ 消火器の交換を行いました
5月1日に理事長立ち会いのもと、マンションに設置してある消火器13本(加圧式ABC消火器)を新しい消火器(畜圧式のABC消火器)に、すべて交換いたしました。
ABC消火器とは、A火災:普通火災(紙や木、繊維、樹脂など)、B火災:油火災(油やガソリン)、C火災:電気火災(電気設備)のどの火災にも有効な消火器です。
以前は主流であった加圧式の消火器は、整備不良などにより破裂事故が起こった経緯があり製造中止で、現在は畜圧式に移行しております。
1、これは従来の古い消火器
2、古い消火器をはずします
3、古いブラケットもはずします
4、新しいブラケットの位置に合わせて穴をあけます
5、あけた穴に「カールプラグ」を埋め込みます
6、新しいブラケットをネジで取り付けます
7、新しいブラケットを取り付けました
8、新しい消火器を取りつけます
9、交換完了です
■ 消火器の使い方は「ピンポンパン」
建物の構造にもよりますが、廊下の20メートルごとに1台、消火器が設置されています。自分の部屋の一番近くの消火器の場所を確認しておきましょうね。ここで改めて消火器の使い方をご説明いたします。
1、ピン まず消火器の上部の黄色いリングを「ピン」と抜く
2、ポン その後、本体のホースを「ポン」と、はずし
3、パン 最後にグリップを「パン」と握る
消火剤が噴射されるのはわずか15秒です。落ち着いて火災の原因となっている燃えるものに、直接向けて噴射しましょう。
ただし、火が天井まで届いていたり、燃え広がっていたりする場合、消火は困難です。いち早く避難してください。